瀬戸内海を潜る

Seto island sea

「瀬戸内海」というと、どんなイメージをお持ちでしょうか?
穏やかそう?暖かそう?それとも綺麗?

2月の瀬戸内海(冬の瀬戸内海はプランクトンが少なく、透明度が増します。)

そのとおり、温暖な気候で、基本的には穏やかな、素晴らしい海です。

北を中国山地、南を四国山地に囲まれているため、夏の台風も、冬の北風も、
他の海と比べたら風の影響を受けにくいのです。

気候や波が穏やかゆえ、多くの魚の子供を育む、「命のゆりかご」のような側面もあります。
それを可能するのが、細長い海草である、「アマモ」の存在です。

瀬戸内海沿岸部に群生するアマモ

アマモがあるおかげで、魚の子供は、天敵の大型魚から身をひそめたり、流れが緩やかになるので食べ物を捕食しやすかったりと、成長しやすい環境になります。

浅場(水深1mから3mほど)を潜っていてよく見かけるのは、カサゴ、メバル、ネンブツダイや、ウマヅラハギといった魚たちの稚魚が多いですね。

カサゴ(向こうを向きつつも、目だけはこちらを見ていますね)。
岩陰からメバルの稚魚
ネンブツダイ(大きくなっても、だいたいこのサイズです。)
ウマズラハギ(好奇心がとても強く、こちらに近づいてきました。)

子供の魚は、大人の魚と違って警戒心のない子が多いので、潜っていると近くまで寄れたり、興味深げにこちらをじっと見つめてくれたりするので可愛いですよ。

以上、今回は、瀬戸内海は基本的に穏やかで、沿岸では小さな魚が成長するいい環境になっているというお話でした!

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